ヴィーガンのイメージの代表として、タンパク質が足りなくなると思われがちですが、肉食の人間の１日のタンパク質は35%がお肉から、65%は植物から摂取しています。

現代食はタンパク質を摂り過ぎているとも言われているので、
ヴィーガンになったからと言って必死で大豆を食べる必要はありません。
また、ひよこ豆、小豆、玄米といった穀物に加え、野菜や果物にもタンパク質は含まれています。

植物だけでは充分な栄養が摂れないと思われがちですが、
ヴィーガンが摂れない栄養はビタミンB12のみと言われています。
またビタミンB12は家畜が自ら生み出す栄養ではなく、
家畜にサプリを与えているため肉食の人たちは間接的に摂取している栄養になります。

また、動物性の食品には血中にプラークを作ってしまう成分や、
魚からは水銀、マイクロプラスチック、有害な化学物質等が
直接口に入ってしまうことから、実はヴィーガンの方が健康なのです。
栄養のことを理解しヴィーガン生活を続けることで糖尿病が治った症例や、
生活習慣病のほとんどが解決するとも言われています。

肉食の人たちでさえ、現代は栄養の偏りが社会問題となっています。
ビタミンやミネラルを意識的に摂取していくことは、
肉食、ヴィーガン関係なく健康に生活する上で大切なポイントということに変わりはありません。

そして人の体質もそれぞれです。
品種改良されてきた大豆や小麦粉が合わないヴィーガンもいますが、
先述したとおり栄養素は色々な食材から摂れます。
大豆や小麦粉が合わないからといってヴィーガンになることを諦める必要はありません。

また、かならずしも完全なヴィーガンにならなくても良いのです。
健康という面では完全なヴィーガンでないと血中のプラークは排出されないそうですが、環境保護、動物愛護の観点からみると一食でも動物性を摂取しないことに意義があります。